側面を見ると分かりますが、本平の重なり部は必ず三枚が重なっています。
三枚を重ねることで、一枚が割れても、その下の瓦が水を受けるような構造になっています。
使用する瓦の枚数が多いので、一般的な桟瓦葺き工法より本瓦葺き工法の方が3倍ほど重量があります。
順次瓦工事レポートしていきます。
中島工務店 安江です。
今回より屋根瓦工事のレポートになります。
瓦桟取付ていきます。瓦桟とは瓦を引っかけ、釘やビスを固定するための部材です。
瓦荷揚げリフトが設置されました。
このリフトを使用し瓦を揚げていきます。
重量のある瓦を持って上がることを考えると無くてはならない存在です。
圓福寺仁王門の屋根は本葺き(ほんぶき)仕様です。
本葺きとは本平(右)と素丸(左)を組み合わせて葺き上げる工法です。
軒先は軒唐草瓦(左)、軒巴瓦(右)を使用します。
軒巴瓦は圓福寺の寺紋、菊の模様です。
関東、関西、中部で多くのお寺や神社、文化財の建設を手がけてきました。
本格的な検討に入る前のお客様もぜひお気軽にお問い合わせください。