飛騨の匠(株)中島工務店

寺社建築の専門工務店

現場リポート

観山寺庫裡御堂新築工事

05

ベースCON打設

前回に引き続き基礎工事中です。

今回は梅雨の晴れ間を狙ったベースCON打設になります。

天気予報では曇りとなっていましたが思わぬ晴れ、

涼しい日の予定でしたが普通にジメジメとした暑い日になりました。

ですが、貴重な梅雨の晴れ間、熱中症に十分注意下ながら工事を進めます。

今回はベースCONだけで25㎥・・・

私、上司、協力業者さん共に同様の数字でしたが、捨てCONが少し予定より低いラインで施工されていたのと

筋堀と筋堀の間が狭く、山を作れなかった箇所がある事、玄関の下地も同時に打設する、ということもあり、

28㎥での打設予定でスタートしました。(最後の尻合わせのために27.5㎥で「待ち」の状態)

(最終の過不足した時のために27.5㎥まで運んだら連絡を待つ状態)

レベルを確認しながら打設を行っていきます。

最初の押えが終わった状態です。

 

ほぼすべてのベースが打設されました。

写真右手前の出っ張っている所が先に説明した玄関の部分になります。

計算した所のこり0.5㎥!

待ち状態の生コン屋さんに連絡を入れて残りの0.5㎥を出してもらいます。

計算上28㎥で当初の予定通りの数字になりました。

現場監督として最終待ちの生コンを1㎥前後に収めることが出来れば及第点かな・・・と思っています。

(今回は数量も少なく、計算もしやすい形だったのでうまくいきました。天狗にならぬよう次回もやっていきます・・・)

そうこうしている間に2回目の押え作業に入っています。

コンクリート天端を綺麗に仕上げるためにはこの作業が一番大切になってきます。

あまりに触りすぎるとブリーディングで出てきた水でコンクリート表面がびちゃびちゃになってしまいます。

適度に鏝で叩き水を生コンの中に呼び、表面を2種類の鏝を使い仕上げていきます。

なんとか午前中に打設完了、押えも15時頃に完了したと思ったら

次はなんと立上り枠の墨だし作業

季節、天気の事もありますが、3回ほど押えを行って少し経つともう歩けるくらいには固まっています。

(コンクリート基準強度21+3(設計基準強度)+3(構造体強度補正)により27-18-25と硬いコンクリートなのも功を奏しました)

立上り枠を建て込むにはベースの時同様に墨を出さなければいけません。

雨の中墨をはじいてもすぐに流されてしまうため、晴れである今日に墨だしまで行う事にしました。

(建て込みは雨の日でも行えますからね・・・基礎屋さん、いつもありがとうございます。)

 

鉄筋に付いているオレンジ色の棒は次回立上りCONを打設するときの天端の目印になります。

そのほか、打継ぎ部分の止水処理材を敷き、外部独立基礎部分の墨も出しました。

 

さて、コレで立上り枠を建て込み、次回は立上りCON打設になります。

今回は専門用語もチラチラと出したので?と思った部分もあるかと思いますが、

コレをまた1から調べるとなかなか深く建物の事を知れるので是非、調べてみて欲しいです。

 

どうぞ次回もよしなに

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