現場リポート
田尻歴史館保存修理工事
03
一つ一つ細部まで
耐震補強工事に向け、洋館屋根小屋組の解体が完了しました。
洋小屋組みとは、三角の形状(トラス)が連続し荷重を支える仕組みです。
複雑な形状の小屋組みを丁寧に解体するのに手間がかかりました。
しかし、あくまでも耐震補強を行うための解体工事。
文化財のため、最終的には小さな材料に至るまで、キレイに元の通りに復元しなければなりません。
今度は、耐震補強のための新しい鉄骨材と、再び組直す洋小屋組みがさらに複雑に入組みます。
写真は、長年の雨漏等で傷んだ材料を修復するために、一つ一つの材料を調査している様子です。
耐震補強を行うため、洋小屋組みを元通りに組直すため、これから木材の修復を行います。
田尻歴史館は工事現場公開をいたします。
開催日時は令和2年10月3日(土) ~ 10月4日(日)です。
現場公開に参加されたい方は下記URLより詳細をご確認いただきお申込み下さい。
↓田尻町ホームページ 現場公開のお知らせ