飛騨の匠(株)中島工務店

寺社建築の専門工務店

現場リポート

観山寺庫裡御堂新築工事

06

形が見えて来ました。

前回の工場話からまた現場に戻りまして、前々回の続きの話になります。

 

現場ではベースCON打設完了の後、養生期間を持って次は立上り部分の準備に入っています。

前回記事に書いてある通り雨が降る前に墨まで出してしまったので、今回は枠を建て込むばかりになっています。

建て込みました。

表題通りコレで大分建物の形が見えてきたのではないでしょうか。

地鎮式から基礎工事まで見ると「あれ、この建物小さいんじゃないか」と思う方がたくさんいます。

私も最近慣れてきた所ですが、ここに上屋の構造体(木)が建つとまたイメージが変わります。

 

 

と、言った所で打設完了

私が別件の打ち合わせに参加している間に終わってしまいました。

10日間以上前から天気を睨んで打設日を設定して、前日まで悩みましたが決行しました。

梅雨の天気はやはり分かりません、3度ほど打設日の変更を行い、結局当初と同日になったのにも関わらず雨・・・コンクリート工場の皆さんにはご迷惑をおかけしました。

日頃の行いをもっと良くしないといけないなと感じました。

この後は写真の通り雨が入らないよう養生をして終わりです。

 

本来ならば天端の高さを綺麗に揃えるため、ここで「レベリング」という作業を行います。

簡単に言うと「めちゃくちゃゆるい(流動的な)コンクリートを流し込む」という作業です。

水を容器に入れたとき、水の表面は水平になります。それと同じことをコンクリートと同じような材質の物で行います。

が、今回は生憎の雨という事でレベリング作業は翌日に持ち越しです。

そしてレベリングを行った表面がコチラ

平滑に仕上がっていますね。

勿論施工前にプライマー(コンクリートとレベリング材を密着させる接着剤)を塗布しました。

 

レベリングを行わなくても、土台を引くときに土台下にパッキンをかって、土台天端にて水平を取ることも可能です。

ですが、それを行う時の手間がかかりすぎるという事が難点です。

パッキンをかうと余分なスキマが生じてしまい、そこからアリやゴキ先生が侵入する恐れもあります。

最近の工務店では基本的に天端処理はレベリング材を使用しているのではないでしょうか。

 

そして脱型

脱型直後という事もあり、大変汚く見えますが

ジャンカ(コンクリートの間にすき間ができること)やコールドジョイント(コンクリート打設の時間が空きすぎてコンクリートが一体化しないこと)も無く、

コンクリート打設としては十分綺麗です。

30度超えの暑い日や雨の日にも作業を行ってくれた基礎屋さんには感謝です。

 

ですが、これで基礎工事は終了ではありません。

次回は玄関先などのポーチ部分のコンクリートを打設します。

弊社住宅部部長のブログで知ったのですが、今季の梅雨は観測史上最長だとか・・・

私の行いのせいで無い事を願います。

 

どうぞ次回もよしなに

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