西光院 唐破風

2013年3月8日

お寺の看板

唐破風の工程を見ていきましょう

コンクリート合わせです

 

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コンクリートに墨出しして位置を決め取り合いのアンカーボルトがセットされました

 

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付け梁と菖蒲桁が取り付けられ

化粧棟木を受ける準備です

 

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化粧棟木が取り付けられ

化粧破風 化粧裏甲が取り付けられました

 

 

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その裏側を見てみると 化粧垂木 化粧軒天井板

全て曲線です 直線の木材からの加工 宮大工ならではの匠の技です

原寸を起こし 原寸型板を取り

曲り矩(指矩)と墨坪 墨差しで木材に墨付けをし

加工して仮組して調整し現場で組み上げます

現場ではコンクリート合わせです

1ミリ2ミリの世界です 棟梁は合わせるのに大変でした

 

 

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さて

今度は地棟が取付いて少し姿が判るようになってきました

 

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『 兎毛通し 』も取り付けました

曲物と曲りものの取り合わせですが

破風板の原寸通りに加工されてきますから ピッタリ合います

宮大工と彫刻師の意気の合った技術の高さがうかがわれます

 

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軒裏の化粧面が終わると 屋根面です

屋根面も曲線ばかり直線的な面はありません 垂木も特殊です

 

 

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蓑甲部分の軒天板を張っています

1箇所1箇所寸法が違うので採寸し切り合わせです

 

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軒付の軒天の板がほぼできました

 

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屋根の形がほぼ想像がつくようになりました

2階の高い位置に唐破風があるので

軒付の勾配迫り出しも棟梁の考察でいつもより前のめりです

 

 

 

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これは 『 櫛形 』と呼ばれるものです 女性の髪に使用する櫛に似ています

建物の側から言うと 『 蓑甲垂木 』と呼ばれる部分です

 

 

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櫛型の盛り具合と軒付のせり具合が判りますか これも曲線

 

 

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蓑甲 裏側です

 

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櫛型の長さを1枚1枚採寸して取り付けます

 

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板垂木と櫛形がほぼ取りつきました

 

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棟梁のチェックです

左右の勾配拝み等々を全体のバランス観ます

 

 

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野地板張りです

これも曲線 木材を15ミリ角にして打ち付けていきます

 

 

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この曲り具合を見てください

15ミリ角にしないと無理ない曲線に張っていきません

 

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箱棟の取付です

巾高さ全体の大きさとのバランスが大事です

 

 

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鬼台もつき 鳥休みが天に伸びて板金工事に引き継がれます

 

 

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ここからは 板金工事

屋根工事の鉄則は水下からの工事です

軒付の軒天から葺いていきます

 

 

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曲線ばかり 1枚1枚割り付け採寸しての現場加工です

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軒付の部分少しづつ施工されていきます

 

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軒付4段まではほぼ済みました

 

 

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いよいよ最終段階

鳥や休みの振れ向きを調整

 

 

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鬼台 箱棟の板金が葺き上がっています

 

 

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鬼の取付 慎重にバランスを取って取り付けます

鬼の大きさは 巾1.3mです

 

 

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西光院唐破風の完成です

どこに出しても見劣りしない立派な唐破風ができました

仮設シートが外れるのが楽しみです

 

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隣の枝垂れ紅梅と白梅がが春を告げました

そしてどこからか鴬の鳴き声

練習中です  『 ホー ケッキョ ケキョ  』