鬼瓦刻字

2012年12月8日

resize2047

現場では寒風吹きすさぶなか本堂の建方(たてかた)が進んでおりますが、今回は瓦の紹介です。

去る11月15日、瓦工事を担当する藤枝市の渡邊商店さんの工房へ御住職をはじめとする寺院関係の方々と設計の野村氏と共に赴きました。

目的は鬼瓦に記念の字を刻む為です。

resize2048

由緒、日時、御住職や檀家様の名前などを御住職と檀家様がヘラを片手に鬼瓦に刻みます。

本堂の屋根の形状は「寄棟」と呼ばれるもので、屋根の頂上である大棟には鬼瓦はつきませんが四隅へ合計8箇所鬼瓦があり、その全てに字を刻むのに数時間を要しました。

resize2049

上の写真はこの鬼瓦の型で石膏でつくられています。

今回の工事の為だけにつくられた、唯一無二の鬼瓦であり、この石膏の型も二度と使われる事はないでしょう。

resize2050

ちなみにこの鬼瓦は「古代鬼面」と呼称されます。

頭に角が生えた鬼という定義がまだない時代の意匠で厚みが薄い事も特徴です。

本堂は奈良時代の様式を模しており、時代背景を合わせて古代鬼面が採用されました。

これから約1ヶ月程度乾燥させて窯に入れる事になります。