10月5日現在

2009年10月5日

ずいぶんご無沙汰していましたが、名勝永保寺庭園保存修理工事の施工状況を報告します。

旧坐禅堂壁の調査めくりです。各層ごとに仕様を確認していきます。中塗が2層あり、奥の中塗は表面に上塗り漆喰を剥した跡があるため、少なくとも一度は中塗から塗替えてあることがわかりました。

禅堂門の瓦を解体する際、1枚1枚打診にて再使用の可否を選別します。

 荒壁を解体していると、縦貫等に寒冷紗を漆喰で塗りこんでありました。

 

旧坐禅堂の柱根継位置と継ぎ手向きの確認です。応力の方向を考慮して方向を定めました。

 

壁土は上塗・砂漆喰を取除いた古土を3割:新土7割を混ぜ合わせて寝かせます。ひと夏越させて、藁スサを混入して練り返します。現在はいい香りがしているので近づかないようにしています。

 本堂はというと、相変わらず桧皮葺き中です。平葺きは【0.7坪/日】程度しか葺けないので、気の遠くなるような仕事です。

大方玄関の建て方が終わり、鳳凰が取付きました。大事な玄関だけあって立派な彫刻群に迎えられます。