(長崎県東彼杵郡波佐見町)東前寺本堂建設工事

亀井山 東前寺
その所在地は、長崎県東彼杵郡波佐見町岳辺田郷
(ひがしそのきぐんはさみちょうたけべたごう)1099番地
創建は菅原寺大僧正行基で奈良時代であると、當寺に残る巻物は伝える。
その後、時の守護職の庇護を受け寺領内に十二寺、六坊をも持つ時代もあった。
歴史の光芒の中幾多の災禍を被ったが、その度毎に、
時のご住職及び檀信徒の厚い信仰が本堂再建を成してきた。
現在の本堂は、あの忌まわしい廃仏毀釈の嵐の後の明治14年に再建された。
増築、大修理と維持監理に努力してきたものの、
屋根、柱等主要な部分の傷みは激しく、早期の処置が必要となっていた。
ご住職と檀信徒役員は、修理と建て替の議論を続けてきたが、
檀信徒の賛同を得、建設委員会を設置し、10年計画で本堂立替をを決断した。
本堂を新しく建設し、向後の憂いを子孫に残さないこととした。
5年の歳月は寸暇のごとく過ぎ去った。
設計業者選定、設計打ち合わせ、施工業者選定と、初めてのことで、試みはしてみたが、
進んでいなかった。
そんな折、本山からの布教師がお説教に来られた。武庫山理性院 西蔵全祐御住職である。
『 なかなかよか会社の見つからんでですね 』、ふと悩みを打ち明けた。
『 わしの建てたところに電話してみたら 』、こんな会話が交わされたのではないだろうか。
電話がかかってきた、設計と見積もりの打ち合わせが幾度も重ねられた。
本社や本社社寺工場、高山社寺工場他今までお世話になったお寺様も見て頂いた。
そしてご縁が結ばれた。3年前のことである。
ご住職の思いは、東前寺創建時代の奈良時代に建てられた国宝秋篠寺がモデルだ。
外観の端正な美しさの中に秘められた厳しさがどこかあるように思えてならない。
内部のつくりは質素だ、御参りに来られた人々を優しく迎えてくれる御本尊の薬師三尊像、
厳粛な気に包まれながらも素直なな気持ちになってお参りできる。
何回も奈良へ足を運んだ、疑問がわくたびに、写真を撮り、図面と比較検討した。
これからも、疑問がわけば完成するまで奈良秋篠寺へ行くことになるだろう。
岩見龍王御住職はじめ檀信徒様の思いを実現するために。
光永設計様と力を合わせて、東前寺様のご期待に応えたい。
建物を造るものの責任として。
完成は平成27年10月末日、その間皆様に季節の移ろいと共に
工事の様子をご報告していきたい。
■ 延べ床面積:191.47㎡
■ 設計・監理 光永設計

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2016年11月3日

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2015年7月30日

外部足場撤去 足場解体前に垂木の小口塗装です 数が多いので根気が要ります 作業着はファンの付いた暑さ予防対策作業着です     軒樋も足場が無くてはできません 樋受け金物は銅製で特殊な形 … << 続きを読む >>

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2015年6月30日

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屋根瓦工事から造作工事へ 平瓦、丸瓦が葺きが終わると 面戸瓦 面戸瓦ができる前は漆喰塗だったようです この頃はまだ枝垂れ桜が満開でした     面戸瓦はその場所に合わせて削り合わせます 大変な作業で … << 続きを読む >>

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軒先納まり   お寺のお堂の外部軒の裏側どうなってるの これからゆっくり見ていきましょう 木負と地垂木 垂木の上に載っているのが木負   地垂木にはまだ支えの支柱が また木負には飛燕垂 … << 続きを読む >>

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建て方始まる サア~  建て方に向って最後の基礎工事工程 束石の据え付けです 束石は御影石 石工さんが一つ一つ高さと水平を確認して据えていきます   建て方の前に周囲に足場を組み安全に建て方作業が … << 続きを読む >>

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基礎工事 基礎工事 掘削開始です しっかりした地山です 建立当時の物と思われる礎石と仏塔の一部が発掘されました   よくあることですが 土工事に入るとなぜか雨が降ります 掘削した部分は水浸し … << 続きを読む >>

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修業大師さんの仮遷座 石燈籠は解体され後日復旧されます     本堂建屋の解体も終わり基礎部分の盛り土と基礎石の撤去   解体工事もすっかり終わりました &nbs … << 続きを読む >>

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木材手配   建設現場では見られない木材の流れを見ていきます ご契約いただいた後はすぐ木材の手配に掛ります 大きな木材を使用するため、乾燥に時間がかかるためです 大きな木材は時間をかけてゆっく … << 続きを読む >>

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ご縁が結ばれて長崎へ ご縁があって長崎県波佐見町でお仕事を頂きました ありがとうございます   亀井山東前寺は奈良の秋篠寺をモデルとして建てられます 国宝秋篠寺  何回見ても心が安らぎます 静かで、凛とし … << 続きを読む >>