軒先納まり

2015年2月11日

 

お寺のお堂の外部軒の裏側どうなってるの

これからゆっくり見ていきましょう

resize0671

木負と地垂木

垂木の上に載っているのが木負

 

resize0666

地垂木にはまだ支えの支柱が

また木負には飛燕垂木のホゾが彫り込まれています

 

resize0665

大工さんはこれから軒部分の最先端部を組み上げていきます

地垂木と同じように垂木を受ける支柱を建てています

水平器一つで垂木鼻先の高さと勾配が良く決められるものですね

 

 

resize0664

数か所写真のように支柱を建て飛燕垂木を受けます

 

resize0663

その垂木の上に茅負を載せていきます

 

resize0661

茅負が取り付くと次は飛燕垂木の取付です

長いビスが見えますが垂木固定用です

飛燕垂木は茅負の上部にビスで引き揚げて固定していきます

 

 

resize0662

茅負の継手仕口です

仮支柱で支えられた飛燕垂木の上で繋ぎます

上下にずれないようにほぞ穴が彫り込まれています

 

 

resize0655

茅負ジョイント部 ボルトで引き合わせています

飛燕垂木が取り付き、化粧天井板が張られ天井板は押え桟でしっかり押さえます

天井板が押えられたら 裏甲を取付けてです

 

 

resize0669

茅負の上に乗る裏甲と言う部材です

軒が反っているので反らせた加工になっています

 

 

resize0668

裏甲のジョイント 茅負と同じ手法で加工されています

 

 

resize0658

茅負の上に裏甲が取り付けられていきます

 

 

resize0656

飛燕垂木、茅負、裏甲の取付位置関係

 

resize0670

まだ大きな丸太があります 桔木(はねぎ)と言います

神社仏閣の軒は、その出幅が大きく垂木だけでは支えることができません

そこで、桔木と言う部材で軒を跳ね上げて支えます(テコの原理です)

 

 

resize0660

桔木の小口の加工です この大きなホゾが茅負のほぞ穴に入ります

 

 

resize0659

また、桔木には母屋の位置に欠き込みの加工もされています

 

resize0657

これは茅負の桔木受けのホゾ穴です

天井板との隙間が少ししかなく

しっかり納まりを考えて原寸を引き、墨付けしないと大変な事になります

 

 

resize0667

取り付ける前の茅負 すでにこうして桔木受けのホゾが彫り込まれています

 

 

resize0653

さあ、桔木の取付です

一旦屋根の裏に差し込んで引き出しますが、

先に組み立てた母屋などが障害になりすんなりとはいきません

 

 

resize0652

曳いたり、押したり大変です

 

 

resize0687

茅負と桔木が納まった状況です

 

 

resize0645

出隅の茅負と桔木

 

 

resize0646

その反対は小屋組みの丸太の上に差し込まれています

 

 

resize0647

出隅部の大きな丸太の桔木が屋根裏に入り込んでいます

 

 

resize0648

こうして出隅部が3本の桔木で軒の重量を支えます

 

 

resize0649

建物内部から見ると、ごちゃごちゃとした感じがします

それだけ、桔木を取り付けるのは大変です

 

 

resize0650

いたるところに桔木が組み込まれています

しっかり軒先を跳ね上げてくれます

 

 

resize0651

そーっとそーっと 小屋裏に差し込んでいきます

もちろん小屋裏に職人さん待ち構えて作業をしております

 

 

resize0682

桔木がほぼ収まって母屋が取り付けられています

 

 

resize0689

建物の外観を考えて 瓦の隅棟は45°ではありませんが軒天は45°で納まっています

写真右の材が隅木で、左の丸太(母屋が乗っています)が45°の位置にある桔木です

ずれているのがよくわかります

 

 

resize0690

茅負、裏甲、桔木、隅木、母屋がきれいに組み上げられました

 

 

resize0654

この写真は茅負、飛燕垂木、化粧野地板、茅負が納まった状況です

 

 

resize0688

天井裏換気口を天井裏から見ています

 

 

resize0684

垂木の打ち付け

先端は裏甲に擦り付けるため垂木先を三角に削いで取り付けます

 

 

resize0643

桔木が取り付き母屋を納めているところです

 

 

resize0683

野垂木が取り付きました

 

 

resize0686

野地板打ち付けです

15㎜の杉板の野地板です

 

 

resize0681

裏甲の先に野地板天が合うように、野地板も削いで打ち付けました

 

 

resize0685

大工さんの仕事も機械道具を使うようになっています

エヤーハンマーの釘打機械です

 

 

resize0644

野地板が打ち終わりきれいな反りのある軒先が現れました

 

 

resize0691

野地板を打ち終わり、シートを掛けて大工さんの屋根部分の工事が終わりました

 

 

resize0675

前面の道路からも見えるようになりました

 

 

 

 

resize0680

屋根葺き工事が始まる前に

瓦を寄進された方のお名前の書き込みが始まりました

役員さんが交代でお手伝いです

 

 

resize0678

御住職様 おひとりで書かれました

もうすぐ瓦葺き師さんが来ます 瓦の葺き上がりが楽しみです

 

 

境内では

resize0676

修業大師様の傍 老梅も花をつけ春の訪れを告げています

御住職も樹齢何百年かわかりません

 

 

resize0673

駐車場の水栓もきれいに咲きました

春 よ 来 い   は~や く 来 い

桜の開花待ち遠しいですね